平成30年4月13日。早朝からの大雨も式典の開始とともに上がり、宮古空港においてホンダ・クラリティFUEL CELLの引き渡し式が行われ、主催者代表をはじめご来賓の皆様よりご挨拶をいただきました。
主催者代表:大和電工株式会社 代表取締役社長 宮里 敏彦
「日本全国でも民間で水素自動車を購入したのは宮古島しかないと思う。まず、宮古空港ターミナルで太陽光発電を行い、蓄電した余剰電力で宮古島の水を使いSHSで水素を作っている。自然エネルギーだけで水素を作っているのは世界でも宮古島と青森の2か所しかない。自然に優しい地産地消のエネルギーの第一歩として、台風や災害時における停電の際、病院などに電力を提供することからチャレンジしていきいたい。」
宮古島市副市長 長濱 政治 様
「この取り組みはエコアイランド宮古島に相応しく素晴らしい取り組みだと思う。これからどんどん普及していくはずで、可能な限り再生可能エネルギーで補っていくことを市として取り組んできたため、今後、トライアスロンの先導車などエコアイランドとして大いに活用できればと思う。」
宮古空港ターミナル株式会社 代表取締役社長 下地 義治 様
「災害時に電力を供給することができるこの未来型の車は一般家庭の約7日分の電力をカバーできる。この小さな宮古島で3台の燃料電池自動車が走ることになったことは全国的にも大きな関心を集めると思う。」
沖縄県宮古事務所長 稲福 具実 様
「水素を動力源とする燃料電池自動車は次世代エネルギーの象徴となることが期待できる。島内における燃料電池自動車の広がりが待望されるなかで両社による導入は、エコアイランド宮古島宣言2.0の推進を後押しする時期を得た取り組みであり大変喜ばしいことである。」
エコアイランドEV協議会会長 平良 恵一郎 様
「エコで環境を良くしていこうという中、今回、2台の水素自動車が追加された。今後活躍することによって島内への普及と宮古島だけでなく世界に向けてPRしていただきたいと思う。これからの活躍が大いに期待できる。」
本田技研工業株式会社 日本本部法人営業部部長 笠原 琢 様
「弊社は平成28年3月からリース販売を始め、これまで累計200台以上を納車してきたが、宮古島はこのようにCO2を全く出さないユニークな取り組みでシステムを使っていただいている。ホンダは「子供たちに青空を」の合言葉をもとに水素社会の実現に努めてきた。今回、宮古島において水素社会をさらに発展させるため大和電工株式会社と宮古ビル管理株式会社の2社にご共感いただいこと、そして、多くの関係者の皆様の熱意と努力で実現できたことに深く感謝したい。」